この時代のポンティアックには、他のメーカーには見られない強烈な個性がある気がします。リアフェンダーの大胆な長さやクロームバンパーの凹凸、ヘッドライトベゼル周辺の彫りの深いデザインなど当時の担当デザイナーの意見を最優先して造られた車ではないかと思います。スイッチ類やメーター廻りのクロームパーツにはキャストが多く使われ、さすがにGMの高級グレードスポーツカーらしく、シボレーより高級な雰囲気に包まれております。日本には、ノーマルのまま当社が10年前に輸入し、以来エアサスシステムの取り付け、その他エンジンの始動性の向上、街乗りでの扱いやすさを中心としたマイルドチューンなど行ってきました。この車、日本に来てからの10年間はワンオーナーで完全なガレージ保管でした。